A3サイズ和紙 モノクロ印刷 白描画
五大明王とは、両界曼荼羅の中央に位置する五智如来（金剛界：大日如来を中心とする阿シュク如来（東）宝生如来（南）無量寿如来（西）不空成就如来（北）の五如来、胎蔵界：大日如来を中心とする宝幢如来（東）開敷華王如来（南）無量寿如来（西）天鼓雷音如来（北）の五如来）が、衆生教化の為に姿を忿怒形に変えられたものです。明王は如来の真意を奉持し、霊的な力で悪を砕き、煩悩の虜になった救いがたい者をその憤怒の相をもって真っ向から対立し、正法に導くとされています。東に降三世明王、南に軍荼利明王、西に大威徳明王、北に金剛夜叉明王を配する。なお、この配置は真言宗に伝承される密教（東密）のものであり、天台宗に伝承される密教（台密）においては金剛夜叉明王の代わりに烏枢沙摩明王が配置される。