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金剛面天は三鈷金剛鈎で表される。インドのヴァラーハが仏教に取り入れられたものとされる。

焔摩天は先端に半月と人頭が着いた檀拏で表される。檀拏杖は死後の人間を裁く正義の法・刑罰を象徴し、焔摩天が死後の世界の裁判官として君臨し、人間の悪業を罰する役割を果たしていることを表す。

抱刀毘那夜迦は三鈷剣で表される。調伏天ともいう。勝利を導く者という意味の密号を持つ。

観喜天は歓喜丸で表される。元々古代インドでは障碍を司る神だったが、やがて障碍を除いて財福をもたらす神として広く信仰された。

水天は龍索で表される。古代インド神話にも登場する様々な役割をもった神であったが、水神としての属性のみが残り仏教に取り入れられた。

以上は外金剛部二十天のうち北部五尊である。