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2009-190阿修羅(興福寺)-1000

税別価格: 1,000円~160,000円(税別)

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A3サイズ和紙 モノクロ印刷 白描画阿修羅は、八部衆に属する仏教の守護神。修羅(しゅら)とも言う。大乗仏教時代に、その闘争的な性格から五趣の人と畜生の間に追加され、六道の一つである阿修羅道(修羅道)の主となった。
阿修羅はもともと天部の神であった。
阿修羅の一族は、帝釈天が主である「とう利天」に住んでいた。阿修羅には「舎脂」という娘がおり、いずれ帝釈天に嫁がせたいと願っていた。
しかし、その帝釈天は「舎脂」を誘拐して犯した。それに怒った阿修羅が帝釈天に戦いを挑むことになった。
阿修羅は道義的には間違っていないが、その後、娘の「舎脂」が帝釈天の正式な夫人となっていたのに、戦いを繰り返すうちに『許す心』を失っていった。

つまり、たとえ正義であっても、それに固執し続けると、善心を見失い、妄執の「悪」となることを説いている。
このことから、仏教には『聖戦はない』ということになる。

六道説では、常に闘う心を持ち、その精神的な境涯・状態の者が住む世界、あるいはその精神境涯とされる。
興福寺宝物殿の解説では、「阿修羅」はインドヒンドゥーの『太陽神』もしくは『火の神』と表記している。 帝釈天と戦争をするが、常に負ける存在である。この絵は、興福寺の彫像を仏画にアレンジして描いた。
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