A3サイズ和紙 モノクロ印刷 白描画
護法とは特に密教の、奥義をきわめた高僧や修験道の行者・山伏たちの使役する神霊・鬼神を意味する。
鬼や動物の姿で示されることもあるが、童子形で語られることが多いため護法童子と呼ぶことが広く定着している。
人に憑いた病気や物の怪を追い払う利益がある。
「日本霊異記」や「今昔物語集」など古代から中世にかけての説話集や絵巻などにその姿が数多く描かれており、「信貴山縁起」の主人公命蓮の使役する『剣の護法』はもっともよく知られている。
本図は岩の上から修行者を見守り、守護する姿を描いている。