A3サイズ和紙 モノクロ印刷 白描画
金剛界曼荼羅は密教において大日如来の智恵の働きと、それに基づく悟りの世界を象徴的に図像化したものである。智の曼荼羅とも言われる。
金剛石(ダイヤモンド)のようにすぐれた世界を表した曼荼羅と定義づけている。
宇宙そのものとされる大日如来を中心として、諸仏諸尊が描かれる。
その教えは、人間も本来は仏であるとする「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」。
密教の法身仏(ほっしんぶつ、永遠不滅の真理そのものを表している仏)である大日如来と一体化して修行を行えば、この身このまま仏になることができるとしている。
本図は子島寺本の金剛界曼荼羅の中央に描かれた大日如来をもとに新しく描き起こしたものである。
頭に五智の宝冠をかぶり、手は智拳印を結んで座っている。