A3サイズ和紙 モノクロ印刷 白描画 1680円黄不動(きふどう)は、滋賀県大津市の園城寺、通称三井寺に秘仏として伝わる、全身が黄色の不動明王立像の仏画である。平安時代前期の作で、国宝に指定されている。円珍が感得した像を描いたものとされる。三不動の一であり、別名、金色不動明王。京都・曼殊院等に伝わる多くの模写像は、磐座上に立つが、本像は、円珍が実際に感得した際のさまを表現しているため、虚空上に立つ姿を本紙いっぱいに描いた。また、背景も虚空の状景を表すため、何も描いていない。円珍は、比叡山や渡唐上で、この黄不動に再三感得し、身の危険を救われたとされる。