A3サイズ和紙 モノクロ印刷 白描画
如意宝珠法の本尊画像。
宝珠曼荼羅の現存最古の作例とみなされる仁和寺の白描図像本は長寛から承和年間の成立であり、平家納経当時にこうした図様がすでに成立していた。
平安時代末期から鎌倉時代にかけての醍醐寺では、如意輪観音と宝珠とを同体と見る特別な宝珠信仰が行われていた。この図は、空海に仮託された能作性の宝珠観を図示したものとみられるが、楼閣の蓮華上に安置される宝珠を雲上の双龍が見上げる図である。平安後期の小野流における宝珠信仰を強く意識したものである。
※この白描画は二枚組です。
貼合わせて一枚にする方法は、以下の動画でどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=j2mDZhFThT0&feature=youtu.be
貼り合わせるお時間の無い方は、バリエーションで「1枚に貼合せ済白描画(印刷)」をお選びください。