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七観音白描画7枚セット-5000

税別価格: 5,000円(税別)

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観音信仰というものがあります。
これは中国の『摩訶止観(まかしかん)』という書物の中で、六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天)を輪廻しながら苦しんでいる人々を、各界で救って輪廻から抜け出させてくれる六つの観音が設定されました。
その六観音が日本にも入って来たのですが、あまり知られていない観音ばかりだったため、流行しませんでした。
その後日本で、救済力の強さで信仰を集める有名な観音菩薩による新しい六観音が設定されたのですが、真言宗と天台宗では、若干の違いがありました。

地獄界   聖観音          
餓鬼界   千手観音        
畜生界   馬頭観音        
修羅界   十一面観音    
人界     准胝観音(真言宗)  不空羂索観音 (天台宗)
天界    如意輪観音     


このように、人界に対応する観音が准胝観音と不空羂索観音の二通りありますので、その両方の観音菩薩を共に入れて、七観音とする信仰が出てきました。
その後、京都の有名な七寺院による七観音巡りが流行し、それがやがて三十三カ所観音霊場巡りに発展して行く事になります。
そのため、三十三カ所観音霊場巡りの札所に祀られている観音菩薩は、原則として七観音に限定されています。
また時代と共に、七観音の功徳も段々に、輪廻からの救済の他に、現世利益的な傾向が強くなって行く事になります。
このような経緯により、あらゆる輪廻からの救済と、あらゆる現世利益的な功徳に対応出来るとされているのが七観音なのです。
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