A3サイズ 和紙モノクロ印刷 白描画梵名マンジュシュリー。それを訳した文殊師利(曼珠室利とも訳す)の略。また妙吉祥、妙徳。妙音とも訳される。文殊は、舎衛国のバラモンの子で仏滅後の実在の人物と云われる。釈迦の代表的な眷属で、普賢とともに釈迦の脇侍菩薩である。(釈迦三尊) 「三人よれば文殊の知恵」と云われるように智を司る菩薩だが、実際学問の知恵は虚空蔵菩薩にあり、文殊は実際の事柄対応する判断力、参謀としての知恵と云う事になる。『維摩経』には論客として知られる維摩居士の病気見舞いに行くのを誰も論戦を恐れ辞退するが、釈迦の名大として文殊が訪ね論戦を交わしたという、智慧の菩薩としての性格が伝えられている。獅子の上の蓮華座に乗る「騎獅像」