現在、ここにアップされた白描画は、我々プロの仏絵師にとっては、仏画制作における一番基本であり、また一番大切な『下図』です。
下図の制作を終えた段階で、仏画制作の全工程の半分は済んだことになり、仏画制作において下図は、最も重要な位置にあります。
ですからこの後の彩色行程を、我々風に謙って表現しますと、『究極の塗り絵』と言っております。
こちらにいらっしゃった皆さんは、色々なお立場で、これらの白描画をお求めだと思いますが、このサイトの認知度が高まるにつれ、当初我々が想像していた以上に、写仏の下図や塗り絵等、昨今流行の使い方と並んで、『このままお祀りしたい』とお買い求め頂くことが多くなっております。
また、この白描画を元に絹本に描く作品の注文には幾らぐらいかかるのかなどお問い合わせが多くなっております。
当工房のお得意様は全国の御寺院である為、こういった一般の方からの制作依頼はほとんどありませんでした。それ以前に、価格情報を公開することはしておりませんでした。
もちろん私たちは仏画を描くことを生業としていますので、どこからの制作依頼もお受けするのが本来です。 皆さまからすれば、『いったい幾らぐらい用意すれば描いてもらえるのだろう・・・』と、お考えの方が多いことをこのショップサイトを通じて知り、また彩色仏画の需要の多さを知ることができました。
このことから、これからは、このショップにアップした白描画を下図とするご依頼に限り通常のご注文とは別格で、格安にて手描き彩色仏画を制作させて頂こうと、注文にバリエーションを設定する作業を始めました。
順次バリエーション項目を設置していきますが、その設定が未完の作品に関しましては、お気軽にお問い合わせ下さい。対応させて頂きます。
作品の形態(バリエーション)(※■印は全て手描き仕上げです。)
白描画(印刷) |
従来の和紙に印刷された白描画です。お気軽に写仏の下絵や塗り仏の下図等としてお使い下さい。
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■白描画(手描) |
高級手漉き美濃和紙に、繊細な濃淡のある墨の線で手で描きます。本物の白描画です。 |
白描画(印刷)に淡彩色 |
従来の和紙に印刷された白描画に、手で淡い彩色を施します。手描きで彩色しますので、同じものはありません。 複数枚組仕様には対応できません。
ここにプロが淡彩色している動画があります。塗り絵の参考としてもご覧下さい。
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■白描画(手描)に淡彩色 |
高級手漉き美濃和紙に淡彩色仏画を描きます。比較的あっさり彩色を施した仏画とお考え下さい。いわゆる彩色仏画です。
ここにプロの淡彩色した動画がありますのでご覧下さい。
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■絹本着色仏画(本画) |
仏画工房 楽詩舎が寺院に納めさせていただくような、伝統的な技法で絵絹に彩色します。これを本画といいます。 価格は、ショップの下図(白描画)を利用することを前提に設定しています。このショップのタイトル画像や左のリンクページの作品のような本格的な仏画を格安でご提供できます。 お描きする本紙サイズは、巾が40cm程度、丈は60cm程度となり、普通のご家庭の床の間に掲げるにはピッタリのサイズとなります。作品の内容、額装や表装の仕様により、バランスをとる為にサイズが前後しますが、ご注文後ご相談のうえ決定させていただきます。
本画制作例のご紹介動画
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彩色参考見本
(カラーコピー) |
白描画(印刷)に淡彩色したものをスキャンし、カラー印刷したものです。どうしても塗り絵の参考見本が欲しい方にだけ、特別にご用意しております。商品の性格上、縮小画像も動画もご用意できませんが、ひとつの彩色見本例としてお使いください。(※手描きの彩色に比べますと、やはり繊細さに欠けます。) |
※額代や表装代金は含まれておりませんので、ご注意下さい。 ※その他、サイズや彩色内容、構成等、特別にご希望される方は、仏画工房 楽詩舎の通常の業務として、お見積もりをご提示させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。 |
更新 2011年12月5日
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